2018年7月号の「ささき歯科クリニックだより」に掲載されている一部分をご紹介いたします。
今後も発行していきますので、ぜひご覧になってください。
いま最も新しいがんの検査方法は「リキッドバイオプシー」です。
実用化までもう少しですが血液1滴でがんがわかります。
「がん」の検査には、血液腫瘍マーカー、超音波エコー・X線撮影・CT・ポジトロンCT(PET)などの画像検査、内視鏡検査が行われます。
さらに病変部から穿刺吸引・生検して顕微鏡でがん細胞を確認する病理検査で確定診断されます。
画像診断は病変が小さすぎると読み取れません。
生検は組織を実際に切除しないとできません。
いま、従来の検査方法よりさらに簡単に行える「リキッドバイオプシー」がアメリカや日本で研究されています。
これは患者の血液・尿・唾液などを検体にして、がんかどうか調べることができる画期的な方法です。
日本では国立がん研究センターや東レで研究されており、胃がんや大腸がんの他、食道・すい臓・肝臓・胆道・肺・乳・卵巣・前立腺・膀胱・軟骨部腫瘍・神経膠腫などの腫瘍への臨床応用が期待されています。